ほんとうに使える精油5選

ワークショップを行うときに、必ず聞かれる「どの精油を持っているとよいですか?」というご質問
長らく精油のある生活を続けてきた中で、おすすめの精油を5つお伝えしたいと思います。

目次
⑴ラベンダー
⑵ジュニパー
⑶ローズマリー
⑷フランキンセンス
⑸セージ

※キャリアオイル(基材)について
※使用濃度 

にも少し触れています

⑴ラベンダー
アロマテラピーといえば、やはりラベンダーは外せません
嗅いでみると、華やかなような、かんきつのような、グリーン調のような、はたまたハーブ的なものも感じる
非常に複雑な香りですよね。アロマテラピーを始めたばかりのころは、このとらえどころのない香りが実は苦手でした

主成分は酢酸リナリル、リナロールですが、このほか300種類以上微量成分に支えられ、複雑な構成となっています
この複雑性こそが、どの精油とブレンドしても香りがまとまり、用途広く使え万能精油の所以です

◎おすすめのご利用方法
ディフューズ:そわそわと落ち着きのない夜に・体は疲れているのに頭がさえてしまうとき
オイルトリートメント:発熱後の緊張した身体に、キャリアオイルで希釈してつらいところをゆっくりなでであげたらとてもよかったです。

◎おすすめのブレンド
ラベンダー+スイートオレンジ 眠れない夜に
ラベンダー+ローズマリー   筋肉を緩める

ちなみに…ラベンダーといってもワイルド、AOP、スパイク、グロッソ…たくさんの種類があります
同じラベンダーでも香りが異なってそれぞれとても良い!またの機会にラベンダー特集をご紹介しますね

おすすめの精油販売店:ロジェダヴェンヌ セリストスクール

⑵ジュニパー
ジンの香り付けとしてもつかわれるジュニパー
スモーキーな、スパイシーなその奥にほんのり甘さもある木の香り。とても大好きな香りです
体内の不要なものを循環し、解毒してくれる作用があります
重い腎臓疾患がある方は使えません。また、たくさん使うと皮膚刺激があります。使用量にご注意ください

◎おすすめのご利用方法
ディフューズ:こだわりが抜けず気分を変えられないとき
オイルトリートメント:(クリーム状にしたほうが使いやすいかも)むくみや部分的に気になるところに

◎おすすめのブレンド
ジュニパー+グレープフルーツ むくみに
ジュニパー+ラベンダー    筋肉の拘縮・痛みがあるときに

おすすめの精油販売店:メドウズ

⑶ローズマリー
ハーブとしても用途が広いローズマリー(ローズマリーポテトフライが大好き…痩せない)
フレッシュでクリアで深い緑の香り。香りをかぐと目の上前頭がスッキリしていくような感じがします
パソコン作業中、口さみしくなっておやつをつまみたくなる時の救世主です(笑)

◎おすすめのご利用方法
ディフューズ:集中力にかけるとき・ローズマリーシネオールは粘膜柔らかくするので鼻づまりの時に
オイルトリートメント:ローズマリーのみではあまり使わないかな、、と思います

◎おすすめのブレンド
ローズマリー+ティートリー 鼻づまりの時に
ローズマリー+サイプレス  血液循環を改善

ローズマリーもカンファ―、シネオール、ベルべノンといろいろな種類があります。
ラベンダー、ペパーミント、そしてローズマリー。しそ科の植物って自然交配しやすいのかな。
それぞれ特徴があり、それぞれいいのですが私はシネオールが一番使いやすくてリピートしています。

おすすめの精油販売店:fragrantearth

⑷フランキンセンス
神聖で高貴な香り。香りの成分の中にリモネンというレモンの主成分が含まれているため
樹脂でありながら爽やかなかんきつが香る、重さと軽さのバランスが良い精油です
上がりすぎたり、下がりすぎたりした心を中庸に戻し、いつもの調子の自分に戻れる香り

◎おすすめのご利用方法
ディフューズ:咳が止まらないときに
オイルトリートメント:乾燥が気になる肌に。エモリエントが期待でき、ふっくら肌に

◎おすすめのブレンド
フランキンセンス+ベルガモット いい香りでリラックスできます(個人的感想でもうしわけありませんが)
フランキンセンス+ネロリ    乾燥肌や老化肌に

人間の起源は5万年前のエチオピアにあり、このフランキンセンスとコーヒー豆はエチオピアが産地です
古代から人間はこれらを燻して香りを楽しんでいたそうです
歴史をずーっとたどったとき、我々の先祖もこの2つの香りを楽しんでいたかも?
日本なんて小さな島国、人類みな兄弟というけれど、日本人も例を見ずほとんど先祖同じで親戚みたいなもんだよね

⑸セージ
アロマテラピーの本にはあまり載っていませんが、この秋一押しなのがセージ
ローズマリーのような深いグリーン調の中に、スパイシーでほんの少しペパーミントのようなすーとした香り
アーユルヴェーダ的にみると、セージはヴァータとカパを鎮静し、ピッタを上げるので
やはり晩春から春にかけて使うとよさそうです。(季節でみるアーユルヴェーダを近いうちにアップしますね)

◎おすすめのご利用方法
ディフューズ:ご自身が風邪っぽい時に または同じ寝室で寝る方が風邪っぽい時に
オイルトリートメント:単品ではあまりしないかもしれませんが、のどの痛みやリンパ節の腫れがあるときに
患部を0.5~1パーセントの濃度でマッサージもいいかなと思います

◎おすすめのブレンド
ちょっと…思いつきません(笑)

セージには空間を浄化する作用がある、とは聞いたことがあって「へー」と思う程度だったのですが、
息子が風邪をひくたび寝室で焚いて、別の部屋に寝ている夫はばっちり風邪をもらうのに、
隣で寝ているわたしには、まったく移らず。これはセージが活躍してくれているのかも?と思えるようなエピソードがありました
単純に良い香りでもあるので、乾燥の時期加湿器に少し加えて使ってみるのもありです

おすすめの精油販売店:アスパック企業株式会社


※キャリアオイル(基材)について
基材に精油希釈して使うことをお勧めします
油脂(oil)に良く溶けるため、精油を油脂に滴下して使います
キャリアオイルは今いろいろありますが、低価格で、手に入りやすく、酸化しにくく、アレルギーも出にくく、
人間の皮脂に近いもの、というとホホバオイルがおススメです

※精油濃度
オイルトリートメントで使う場合、精油濃度は最大2パーセントです
キャリアオイル5ミリリットルに対し精油1滴が1パーセント、2滴の場合は2パーセントです
(30ミリリットルの基材に対して6滴が1パーセント、12滴が2パーセント

毎日少しずつ使っても差し支えない濃度と量です。
オーガニックで高品質であればあるほど、気を付けて使うべきです
精油1滴に使われる植物の量は、ローズだと100本近くの花弁が必要だといわれています
植物だから、オーガニックだから自然環境に、人体に「やさしい」というわけではありません
たくさんの植物を使って作られる精油は、特に大切に使ってほしいと個人的には思います。


コメント

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