こどもとアロマテラピー

わたしは1児の母であり、その中でアロマテラピーをやらせていただいていますので、
「こどもに精油をつかってみたいのだけど、、」というご質問をよくいただきます。

お薬に頼らず、ナチュラルな方法で困りごとが解消出来たら、、と思うのは、
鼻水が出たら、咳が出たら、熱が出たら、肌が荒れたら、と病院へ行けば、
何かにつけて大量をお薬をもらって飲ませることに違和感を覚えるお母さんが多いからかな、と、思ったりします
わたしも耳鼻科帰りに数種類14日分のお薬を持って帰るときには
「これ全部飲ませるのか、、」と辟易します


結果から言うと、空間拡散による吸入法とキャリアオイル希釈1パーセント濃度の精油を使っての塗布法ならよいと思います

◎空間拡散による吸入法
加湿器などで精油を入れても問題のないものを使って
お水200mlに対し、精油1~2滴を入れます
香りを楽しむなら30分を目安に、空気の洗浄を目的とするなら1~2時間を目安に停止してください
我が家ではこの時期寝室に加湿器を置き、入眠前1時間ほど焚いています
風邪の時期にうれしいのが、ティートリー、ユーカリ、セージ。これに+ラベンダーが我が家の定番です

◎キャリアオイル希釈1パーセント濃度の精油を使っての塗布法
精油は皮膚の刺激となることがありますので、子供に使うときにはどのような条件でも絶対に原液では使いません
キャリアオイルと呼ばれる植物性のオイルを使って希釈して使用します

キャリアオイルはいろいろありますが、手に入りやすく、酸化しずらい、人間の皮脂に近い成分が含まれている等考えると、ホホバオイルがおすすめです
精油濃度1パーセント希釈する場合、5mlのキャリアオイルに対し、精油1滴です
(ドロッパーが付いた精油瓶から滴下すると、出てくる量はおおよそ05ml)

したがって、
10mlのキャリアオイルの場合 精油2滴
30mlのキャリアオイルの場合 精油6滴
50mlのキャリアオイルの場合 精油10滴
といった具合になります

※肌に湿疹や乾燥によるあかぎれなどがある場合には、精油は入れないでください
お肌の弱いお子さんにはキャリアオイルだけのトリートメント+芳香浴か芳香蒸留水を組み合わせたクラフトでご利用いただくことをお勧めします

精油にはプラスチックを融解する作用がありますが、1パーセント希釈濃度でしたら問題ありません
ただし、光によって劣化が進みますので遮光の環境で保管するか、遮光容器をつかってください
トリートメントオイルはじめ、アロマクラフトについては保存面で課題が多いため、長くても1か月ほどで使い切るようにおすすめしています
わたしは小さなビーカー(100均でもみかけます)に、その都度ホホバオイルと精油を入れて即席のトリートメントオイルを作って使用しています
風邪症状があり、首から肩が緊張しているときにラベンダーやローズマリー、マジョラムなどを入れてオイルトリートメントするととても良いです

低濃度であれば子供でも使える精油
ラベンダー、ゼラニウム、ユーカリ、ティートリー、カモミール(ローマンのほうが使いやすいかも)
ローズウッド、フランキンセンスなど
オレンジは香りが好きなお子さんが多いです。不安が強く緊張が続くときはティシュペーパーなどに滴下し、そばにおいてあげるなどしてみるのもおすすめです

※息子が3歳までは極力精油は使いませんでした
その子が持つ本来のナチュラルな治癒力や感覚を育ててあげたいと思ったからです
精油は植物性のものではありますが、分子レベルで見るとたくさんの化学物質の固まりです                   複雑な化学合成となっており、全ての成分がわかっていない精油も
0~3歳までのお子さんについては使用は慎重にされたほうが良いと個人的には思います

アロマテラピーは 
精油の持つ芳香成分による薬理効果+人間の持つ嗅覚の特性+あたたかなタッチングによるトリートメント
この三本柱に支えられ、実現するものだと考えています

人間の持つ嗅覚の特性とあたたかなタッチングによるトリートメントは、つらいお相手だけでなく、トリートメントする方も癒しをもらえる稀有なもの
忙しい毎日を過ごす中で、ケアする方はとげとげしくなりがちですよね
にっちもさっちもどにもらないときにはアロマテラピーの出番です
少しだけアロマテラピーの力を使って、つらい時こそ豊かな時間を過ごせますように

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こちらのブログでは、アロマテラピーやアーユルヴェーダ、読んだ本や感じたこと等
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