野菜を食べない息子へ送るべジブロス

今勉強中のお腹についての講座の中で、大切だと痛感しているのが「食物繊維をとる/取らないが全身の健康にかかわってくる」という事。
(血圧コントロール、コレステロールはもちろん、心臓疾患、肝臓、クローン病まで。腸内細菌の多様性よりも食物繊維をとることがとても大切とのとこと。個人的には不妊や早産にもディスバイオーシスが大きくかかわってくると思う。詳しく知りたい方は「エンテロタイプと疾患」で検索してみて)

野菜を明るく食べない息子を持つ身としては、大変耳の痛い話であります。。
どんなに栄養を考えて食事を作っても、避けて通る息子にため息で、「もう好きなように食べて…(ハッピーセット)」という日も多くなってきたこの頃ですが、この講座の中で少しでも!という気持ちが再燃し、試行錯誤をはじめました。

まず、腸内細菌を育てるにはそもそもの体質もありますが、大きく分けると5つ

①発酵食品をとる、プロバイオティクスをとる(腸内細菌の株を増やしていく)
②プレバイオティクスをとる(難消化性糖類・オリゴ糖・ケストース等 大腸で短鎖脂肪酸を作ってくれる)
③食物繊維
④ホールフード(皮ごと食べる)
⑤ポリフェノールをとる(色がついている植物)

②のプレバイオティクスはサプリで取れるとして、、も、すべてを取り入れるのは難しい。

そこで昔流行ったべジブロスを作ってみることにしました。
野菜の皮などを煮出して作るスープです。
べジブロスなら④⑤を少しでもとることができますし!

やり方はとても簡単

①調理の時にでた野菜の皮をざるにとっておき、流水で洗います。
(野菜のおしりとへた、皮、ブロッコリーの芯の皮、アスパラのはかまなどなど。
ジャガイモの皮が個人的には抵抗ありで、、芽があるし。これ以外はほどんど何でも使っています)
②水分を切る(ざるでほったらかしでOK)
③お水と野菜の皮をお鍋いれ(ひたひた位のお水)
④30分ほど煮込む
④熱が取れたら濾してスープを冷蔵庫で保存

保存は3~4日ほど。短期間で使い切れそうなら冷蔵庫でもよいし、時間がかかりそうなら製氷皿に入れて冷凍も可。
わたしは3~4日分の野菜くずを冷凍庫で保存しておいて、週一カレーの日の前に一度に作り、翌日カレーに使って
残ったものは冷蔵保存しています。

お味噌汁、カレー、シチュー、ポタージュ、ミネストローネなどのスープ類 
肉じゃが、ミートソースなどの煮込み料理 
中華丼、牛丼に、野菜炒めや餃子を焼くときのさし水に、なんでもなんでも使っています
大人はお茶代わりに。おいしいです。

そもそも、ポリフェノールは植物自身が太陽の光や、虫たちに捕食されてしまうのを防ぐために作られる成分。
(目に見えないけれど確実に働いている何か…わたしの大好きな小さな世界)
植物の皮に多く含まれるほか、色の鮮やかなお野菜や、ハーブ、スパイス全般に含まれています。

ちなみに…べジブロス+ターメリックパウダー+ブラックペッパーで作る料理とかとても健康に良いです。
抗炎症作用と非常に強い抗菌作用がプラスされます。ターメリックは消化に重いので、しょうがやブラックペッパーを加えて。
ターメリックはカレーに使われるものと考えられますが、実はあまり味が影響しないので何にでも入れてOK。
我が家ではカレー粉+ターメリックにとどまらず、ハンバーグ、ミートソース、から揚げ、スペインオムレツ…などにちょい足ししています。

また、お味噌汁に入れるとアーユルヴェーダ的にも完璧な飲み物となります。
(酸味、甘味、塩味に渋みと、苦味が加わり、1度の食事でとるべき味のほとんどをお味噌汁だけでとることができます。)

ところでなんでポリフェノールが体に良いかというと、抗酸化、抗ガン作用など、健康を助ける成分が多く含まれているためです。
またポリフェノールは人間持つ消化能力だけでは消化できないので、腸内細菌が消化してくれるのですが、この消化行為が腸内細菌を育ててくれるという事。
積極的に取り入れていきたいですね。
ほんの少しの心がけで、ご自身の、家族の、お子さんの健康に役立つという事。少しずつ発信してきたいです。

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